忍者ブログ

カレンダー

05 2026/06 07
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30

カウンター

プロフィール

HN:
あまの
性別:
男性

最新コメント

[02/06 NONAME]
[07/28 ブログスカウト事務局・相川優子]
[05/15 Backlinks]
[03/18 NONAME]
[02/04 ブログスカウト事務局・相川優子]

最新トラックバック

ブログ内検索

バーコード

ランキング参加中

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ

ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ
2010年3月6日公開(日本)
監督 松山博昭
脚本 黒岩勉、岡田道尚
出演者 戸田恵梨香、松田翔太


 
評価;☆☆☆☆

本当によくできた映画だ。

テレビドラマから映画になったものなんて、
ろくでもないものが多いと思っていたけど、
この作品はとても良いと思った。

「正直者は本当に救われるのか?」

道徳を考える上でとても大切な問題である。
もし「正直者は損をする」だけなら、
地球上の誰も正直者なんかになろうとしない。

今の資本主義が蔓延する世の中で、
「損」をしようなんて考える人は誰もいないのだ。
口八丁で「益」を取る人間が普通だと、
薄っすらみんな思っているはずだ。
「あいつ、うまくやりやがって」と考えるとき
「うまく」は「狡猾」という意味で使われることが多い。

そんな資本主義に毒された連中が薄っすら思っている事を、
否定しようと試みた作品がこれだ。

女主人公はだまされることを恐れないほど、
馬鹿正直なのだが、
「正直」であることは、「すぐ騙される」という理由で
他人から馬鹿にされることが多い。
見下されることが多いのだけど、反面、信用はされるのだ。

人はなかなか自分の本心を見せないものだが、
馬鹿正直は本心がスケスケで、
スケスケで裏がないことがわかるから人から信用される。

一方、頭の回転が速くて、猜疑心の強い者は、
心の中がよくわからない(見えない、見せない)から、
人から信用されるのは難しい。
これは男主人公に当てはまる。

どちらか一方ではこのゲームに勝つことはできない。

男主人公は人から信用してもらえない、
という点で、いつも孤独である。
しかし、女主人公のように誰でも信じてしまう者だけは、
この孤独者を信じることができるのだ。
信用してもらえることで、
孤独者は相手を信用する。
そして孤独から解放される。

正直なもの同士が惹かれあうなら、
ピュアな映画になっていたのだろうが、
正反対の二人を主人公にすることでこの映画は、
「正直は損だけではない」ということを
訴えたかったのではないだろうか。。
また他人を信頼することの大切さを訴えることもできたのだと思う。

それにしても、よくできた脚本で、
映画を見ている観客がストーリーの途中で疑問に思いそうなことを、
しっかりと答えていっている。
それも自然な流れの中で。
こんなに論理的な脚本を書ける人が日本にもいるんだね。

馬鹿正直と頭のいい人間が出会うということは、
現実世界ではほとんどないし、
「正直さ」も「ずる賢さ」もここまで極めた人はいない。
中途半端な「正直さ」と「ずる賢さ」でみんな生きている。

蛇足だけど、
松田優作って偉大だなとあらためて思った。
松田龍平と翔太という独特の空気感を持った俳優を生んだのだから。
もちろん、生んだのは奥さんだけどね。

 


拍手[0回]

PR

RED/レッド

RED/レッド
Red
2011.1.29公開(日本)
監督 ロベルト・シュヴェンケ
脚本 原作:ウォーレン・エリス,カリー・ハムナー
     脚本 ジョン・ホーバー,エリック・ホーバー
出演者 ブルース・ウィリス,モーガン・フリーマン
       ジョン・マルコヴィッチ,ヘレン・ミレン


評価:☆☆☆☆

アメリカも高齢化社会が進んでいるんだろうか?

年寄りが主人公の映画って今後の日本には、
絶対必要なものだと思うんだけど、
いまの日本は年金の至急が先送りになるだの、
若者の負担が増えるなどろくなことがなくて、
老人のことを考えると暗くなるばかりだ。

そんな中、この映画である。

正直、借りたくはなかったのだけど、
一日一本は映画を見ようと自分ルールを作ったので
借りてみた。

ヘレン・ミレンという役者は知らないけれど、
ほかの役者は知ってる人ばかりで、
マルコヴィッチなんて『マルコヴィッチの穴』以来、
久々に見たけど、やっぱりいいなーって思う。
あの頼りない感じとか。
マルコヴィッチが好きだ。

人を楽しませるのがエンターテイメントで
それを代表するのがハリウッド映画だと勝手に思っているのだけれど、
この作品はまさにハリウッド映画だ。

アクションも人物描写も面白くて、
星5つ与えたくなる誘惑に惑わされたけど、
何かが足らなくて4つにした。
暇つぶしに見るにはとても良い作品だと思う。

そして星5つ与える作品は、
自分の中で「芸術性」ということがキーワードになると今わかった。
「芸術」という面では物足りなかったから
僕はこの作品に星5つを与えられなかったのだ。

それは仕方のないことなのだ。

拍手[0回]

レスラー

レスラー
The Wrestler
2009.6.13公開(日本)
監督 ダーレン・アロノフスキー
脚本 ロバート・シーゲル
出演者 ミッキー・ローク、マリサ・トメイ


評価:☆☆☆☆

『ブラックスワン』という映画のレンタルが始まり、
ゲオにもたくさん並んでいるんだけど、
まだ新作扱いで7泊8日380円かかる。
僕はこの映画をどうしても見てみたいんだけど、
「380円かぁ…旧作なら3.8本借りれるよな」と
考えてしまってなかなか手が出ないでいる。
棚には20~30本並んでいるのに残っているのは2,3本しかなく、
この作品、人気あるなって。
面白そうだもんね、ドロドロしてそうで。

だから我慢して借りたのがこの『レスラー』という映画。
監督が『ブラックスワン』と同じ人。

ドキュメンタリー風のカメラアングルで
主人公を描いていくんだけど、
ミッキーロークの顔の汚いこと!
まさに落ちぶれたレスラーといった感じで
歩いている姿を背中から追っていくアングルが多いせいか
哀愁が漂いすぎてる…

主人公が試合を盛り上げるために仕込んだカッターで自分を傷つけたり、
薬物を使って体を鍛えたり(薬物で体が駄目になったり)、
試合前にホチキスでお互いの体を刺しあうのはどうだ?なんて
対戦相手と相談したりするシーンがあったりして、
本当にレスラーってマゾなんだなって思った。
もちろん、それは観客を楽しませたいという想いからだけど。

恋人、子供、仕事、そしてレスリング(夢)という四つが、
主人公の中で悩みの種であって、
最終的にどれが残るのかってお話。
もちろん全部、手に入れることはできないわけで…

最後のシーンでは「USA」コールが巻き起こるんだけど、
どうしても今のアメリカという国と主人公の男が重なってしまう。
主人公はアメリカ合衆国の象徴なのでは?と
勝手に深読みしてしまった。

拍手[0回]