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特攻野郎Aチーム THE MOVIE

特攻野郎Aチーム THE MOVIE
The A-Team
2010年8月20日公開(日本)
監督 ジョー・カーナハン
脚本 スキップ・ウッズ、ブライアン・ブルーム、ジョー・カーナハン
出演者 リーアム・ニーソン、シャールト・コプリー


評価:☆☆☆

映画は清涼飲料水か?

高校生の頃(10年以上前)、僕はまったく映画を見なかった。
小説はその頃、色々と読んでいたのだが、
映画は小説より面白いはずがないと考えていた。

理由はいたって簡単で、
たった二時間で深い作品を作れるはずがないと思ったし、
映画は「ハリウッド」か「ドラエモン」しか知らなかったからだ。

特に「ハリウッド」映画というものは、
文学のように深いテーマをえぐるようなものはないし、
車やらビルやらが爆発すれば、
とにかくハッピーなんだろうと考えていた。

好奇心だけを煽るのがハリウッド映画だ。

ある時、父親の気まぐれでハリウッド映画を一緒に見に行って、
何を見たのかはまったく覚えていないんだけど、
クラスに一人くらいはいた「映画オタク」に
映画を見たことを話したのだ。

この「映画オタク」はどこの高校にもいるような
オタクのような風貌をしていて、
黒髪のロンゲなんだけど、
おしゃれでロンゲにしているわけではなくて、
床屋に行くのが面倒なんだって
一目でわかるロンゲだ。

映画の話をしたら映画オタクは、
「あまの君、映画見るんだね」と神妙な顔で僕を見つめた。
「見るって程ではないんだけど、
映画ってやっぱりあまり面白くないね」
と僕が何気なく言ってしまったことで、
映画オタクに火をつけてしまったようだった。

映画オタクは「もっと面白い映画があるよ」と言って、
次の日、僕にビデオテープを貸してくれたのだ(DVDはまだない)。

その映画は『リバーランズスルーイット』という
ロバート・レッドフォード監督の作品だった。
ブラッド・ピットが出演している。

僕はこの映画を見て、すっかり映画に心酔してしまった。
映画は文学と同じくらい面白い!
ハリウッド映画だけが映画じゃないんだ!
と思った。

僕はすっかり興奮して、この映画オタクと仲良くなり、
面白い映画のリストを作ってもらって、
近所のツタヤで借りまくって見た。
全部が全部、面白いわけではなかったけど、
映画のことを知るにつけ、
映画オタクが作ったリストが西欧の映画祭で受賞した作品だと
知るようになった。

アカデミー賞くらいしか知らなかった僕は、
ヴェネチアやベルリン、カンヌという映画祭があることを知る。

日本映画はつまらないと、その頃、思っていたけど、
思春期の僕に北野武の映画はドンピシャで、
それ以来、武ファンになった。

そんなわけで、この映画である。
まさにハリウッド映画で、
僕が高校の頃に見た、いまはまったく記憶に残っていない映画は、
この作品ではなかったのだろうかと思った。

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