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書道ガールズ!! わたしたちの甲子園

書道ガールズ!! わたしたちの甲子園
2010年5月15日
監督 猪股隆一
脚本 永田優子
出演者 成海璃子



【鑑賞前】期待:☆☆☆☆

映画の存在は前々から知っていたが、
まったく借りる気は起きなかった。

『スイングガールズ』とどうせ似たような感じなんでしょ!
っていうのがあって、
見る前からストーリーの展開が読めてしまうからだ。

クライマックスは、だいたい「○○大会」みたいな発表会に決まっている。
発表会では電車が遅れたり、誰かが怪我をするわけですよ。
「もう駄目だ」と思わせといて「私達がんばる~(泣)」みたいな。
登場人物たちが泣いている様子を、
僕は渋々、鼻をほじりながら見させられるわけだ。

まあ、予想は完璧なわけだが、どうしてこんなに期待しているかというと、
脚本の「永田優子」だ。メジャーではないにもかかわらず、
僕はこの人の名前だけは頭に残っている。

この人は10年近く前にフジテレビが主催する脚本コンクールで受賞している。
受賞した脚本が、ある雑誌に掲載されていて、僕は読んだのだが、
繊細な脚本を書ける人だと思った。
いつ、この人が橋田スガ子みたいに
ビッグネームになるのか期待していたのだが、
あまりテレビで連ドラを書いているのを見たことがない。

消えちゃったのかなと思ったら、ゲオで出会ってしまったのである。
僕は思わず「ひ、久しぶり」と声をかけたのであった。


【鑑賞後】評価:☆☆☆☆

ほらね?面白かったでしょ?

まあ、ストーリーの展開としては予想通りですよ。
この手の話はストーリーなんて決まってるわけです。
一番大切なのは、やり過ぎないってこと。
感動させようとし過ぎてやりすぎてしまうと、
見ている人は白けてしまう訳で、
程よい感じにするのが脚本家のセンスではないかと思ってしまった。

突然ですが、ラブレターを書いたことはありますか?

ラブレターを書いたことがある人ならわかると思うけど、
まずは下書きをするわけです。
自分が相手のことが好きなことをどうやってアピールすればいいのか、
文章を推敲するわけですよ。

表現が大げさ過ぎないだろうか?
言い足らないところはないだろうか?
等身大の気持ちを文章で表現できているだろうか?
なんて感じで。

大体の文章ができたら、今度は便箋と封筒を選ぶわけです。
色や大きさ、紙質や匂い(?)、行間の幅やデザイン。
手渡しでないのなら、
切手はできれば記念切手で、さりげないこだわりを。

そんなこんな悩んで、やっとこさ、
便箋に文字を書く。

誤字脱字は厳禁で、修正液は当然、使用不可である。

ぷるぷると震えるペン先を意識しながら
下書きした自分の気持ちを丁寧に、
一文字一文字書き込むのだ。

まあ、そんなはるか昔過ぎる気持ちを
思い起こしてくれるような映画でした。
(直筆で文字なんて最近書いてないな~)

いまは、
「そろそろ別れたいんだけど」
「まじで?」
「まじで」
みたいなメールで、恋人関係に終止符を打てるような
インスタントな時代ではあるけれども、
そんな風に紙にも文字にも思いを込めることって
なかなか良いんじゃないかと思う。

書道は、ラブレターの清書のような緊張感を伴うものである。

そんなことを思った。

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