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映画メモ帳レンタルビデオで借りた映画のメモ。2012.06.02 Sat 02:03:29 運動靴と赤い金魚運動靴と赤い金魚
CHILDREN OF HEAVEN 公開 1999年7月24日(日本) 監督 マジッド・マジディ 脚本 マジッド・マジディ 出演者 アミル・ナージ、ミル=ファロク・ハシェミアン 【鑑賞後】評価:★★★★★(映画百選) 僕が映画にハマリ始めた頃に公開された古い映画だ。
何年かに一度、この映画を無性に見たくなる時があって、 そして見るたびに、やっぱり良い映画だと実感する。
お兄ちゃんが、修理に出していた妹の靴を受け取った帰り道で、
妹は靴が無いと学校に行けないから困るし、
そして、二人は一足の靴を交互に履きながら、
日常の何気ない描写を丁寧に描いたおかげで、
お兄ちゃんが学校に遅刻して先生に怒られるシーンでは、
ハイジャック映画は、
原題は訳すと『天国の子供たち』で、
「運動靴」は兄妹が交互に履いたおにいちゃんの靴。
「赤い金魚」は、ラストシーンで印象的に登場するのだが、
またこのラストシーンは妹のため、家族のためにがんばったお兄ちゃんへの
PR 2012.03.19 Mon 05:38:17 過去のない男
過去のない男 【鑑賞後】評価:★★★★★(映画百選)
それは群馬に住んでいる僕の大切な友人だ。
進学のため、誰も知らない東京へ出てきたとき、
彼は何年も東京で浪人をしていて、一人暮らしに慣れており、
だから最後に挨拶に行きたいというメールをして、
僕「どうしても付き合っていた女性の現状を知りたいんです。メールしてもいいでしょうか?」
師匠「まあ、彼女にだって情があるさ。長年付き合ったんだからな。
は・・・? これはメール受信拒否ではないか!? アッチョンブリケ!
散々こちらの視界にチラついておいて、
なんというか、自分のやりたいことはやるけど、
でも、受信拒否をするということは、 それがわかれば、僕は彼女に対して知りたいことはもう無い。
確かに付き合っていた女性の現状を知りたいというのは僕の本心だけど、
知られることで僕が彼女に気持ち悪がられるのはかまわないのだが、 そんな風に考えられる僕のほうがよっぽど立派だと思う。 彼女は僕に面倒くさい影響を与えた。
僕はいま生きている映画監督で誰が一番好きかと聞かれたら、 ちょっと言いにくい名前だけど彼の作品が好きだ。
『過去のない男』では暴漢に襲われて記憶喪失になってしまった男が、
自分の過去がなんなのか、名前がなんなのかもわからない。
彼女のために就職しようとするのだけれど、 そして・・・
小津安二郎監督を敬愛しているだけあって僕と気が合いそうな気がする。
この映画は、
長年生きてくれば、人間には垢と過去が堆積していく。 しかし、過去に縛られていたのでは前に進むことはできないのだ。 過去ばかり見て生きていくことはできない。
2012.03.17 Sat 04:25:46 カサブランカ
カサブランカ 【鑑賞後】評価:★★★★★(映画百選) いま引越しの準備をしている。 大好きな東京から田舎へ帰る。
「この後も読みたくなるに違いない」という本と、
お金を出して買っただけあって、 どの本も名残惜しい。
写真はなかなか捨てられない。
たとえ過去に付き合った女性とのツーショットが出てきても、
女々しいやつだと笑ってもいいけど、 男は特にそうなんだと思う。
未練ではなく、なんだろう・・・
過去に付き合っていた女性が編んでくれたマフラーが出てきたのだが、
終わった恋の落し物は捨てても罪にはならないはずなのに、
彼女にはきっとあの頃の気持ちはもうない。
だけど、二人で楽しく過ごした日々の記憶が、 だからまだ捨てられないでいる。
(マフラーのせいで引越しの料金が高くなったら、
自分にとって大切な思い出や捨てきれない感情はあるのだけれど、
そんなやるせない気持ちを抱えたまま、 でもこれがなかなか難しい。
いつまでもあれやこれや悩んでいるなんて男として本当に駄目だと思う。
男はいざというとき感情に流されることなく、 それが「男前」ということである。
写真など捨ててしまえ! そう理性ではわかっているのだけど、なかなか、ねぇ・・・
彼女がいま幸せかどうか、
非常に残念である。
And when two lovers woo
Moonlight and love songs
It's still the same old story
The world will always welcome lovers
これだけは覚えていてほしい キスはキス、ため息はため息 大切なことは変わりはしない 時が移り流れていくとしても
やはり「愛している」と囁く このことは信じていても良い これから何が起こるとしても
決して時代遅れにはならない 情熱もあれば、憎しみもある 女は男を求め、男も女が必要 このことは誰も否定できない
愛に生き闘うか、ただ死ぬか 愛に生きる者こそ祝福される 時が移り流れていくとしても
2011.12.16 Fri 00:29:17 ダンサー・イン・ザ・ダーク
ダンサー・イン・ザ・ダーク 評価:☆☆☆☆☆(映画百選) 何度、見てもすごいと思う映画である。
後味の悪い映画ということもあり、
この映画を見るのは何度目になるのか忘れてしまったが、
そういえば、初めてこの映画を見たのは、
酔っていたので、途中で寝ちゃうかなと思いながら、
この映画はアメリカに移民としてやってきたエルマが主人公なのだが、
視力がどんどん衰えていくけど、働かなくては手術費は稼げないので、
働いている工場の機械の音や、電車の通る音が、
映画はつらい現実のひとつの逃げ道として、 一方、自分の厳しい「現実」をほかの人に訴えるのにも優れている。
子供の頃はだれでもこんな風に空想の世界に 「現実」と「空想」のコントラストが美しい映画だ。 2011.12.15 Thu 01:46:21 お早よう
お早よう 評価:☆☆☆☆☆(映画百選) オナラは健康の証である。
世界で一番好きな映画監督は誰かと聞かれたら、
小津の映画を初めて見たのは映画が好きになり始めた高校時代だ。
高校時代に一番好きだった映画監督北野武は、
パンやズームもほとんど無く、紙芝居のように、
小津が意図的にパンやズームを使わなくなったことや、
世界中の映画監督が「好きだ」という小津安二郎だが、 まあ、それはいいとして、『お早よう』である。
僕はこの映画が小津の作品の中で最高傑作だと思っているんだが、
『東京物語』や『秋刀魚の味』が好きな人にとっては、
小津自身は、この作品のテーマを「あいさつの大切さ」と語っていて、
しかし、作品のテーマが浮かび上がるのが映画の中盤くらいで、
「婦人会の会費がまだ会長さんに払われてないんですって」
東京で一人暮らしなどしていると、
そんな中、この映画に登場する子供たちはというと、
また「おなら遊び」を子供たちに流行らせた張本人の大人は、
そして子供たちはこの大人のようにオナラを使いこなしたいと、 まさにオナラマスターは最低な大人である。
でも、そんなことは作品のテーマではない。
「テレビ買って、買って」と駄々をこねる兄弟に、 それで子供たちは家だけでもなく学校でもしゃべらなくなった。
まったくしゃべらないと、不便であり、
子供たちも子供たちで「給食費ください」と伝えるために しゃべることができたら1分もかからずに終わってしまうのにね。
「そのくせ、大事なことは言えない」というようなセリフがあって、
小津安二郎は「随筆」を書くように映画を作りたいと語っていたようで、
この映画についてはもっともっと書きたいこともあるのだけれど、 そんなわけで僕の一番好きな映画です。 |